八王子の閑静な住宅街に完成した『モノとコトをつなぐ家』
中古住宅購入後、10年ほど住んでいた家の建て替えでした。
玄関から入った所に大きく広がった深いリビングが主役。
その上部は2階へ繋がる大きな吹き抜けとなっており、住む人に心地いい開放感を与えてくれる。
施主とコミュニケーションをとり、間仕切りや建具を必要最低限とし、延床面積24坪ながら、抜け感があり、狭さを感じさせない大らかな間取りとなりました。
外壁は高千穂シラスのそとん壁。
内装も床の杉板、壁の漆喰塗り、建具は無垢材を米のりで接着した框戸、栗の造作キッチンなど、ケミカルな物を使わず、自然素材にこだわりました。
1階床面積:48.02㎡
2階床面積:33.12㎡
延床面積:81.14㎡(24.54坪)
建築地:八王子市
この家の名前は『モノとコトをつなぐ家』
その理由を建て主さんにたずねてみました。
「これからこの家で家族のいろいろな出来事が始まります。それに伴い洋服や道具を買ったり整理したり、今はこども2人ですが、老後夫婦二人になった時は広いスペースはいらない。その時々の出来事の度に変化しながら、住みつないでいける家を希望しました。昔、モノ売り・コト売りという商売がありました。モノは道具や品物。コトは出来事です。将来のモノとコトの両方の能力を兼ね備えた家を、設計室enの小野さんが設計してくれて、建ててくれたのが創和建設さんです」
「それから、水や食べ物は買えるけど、空気は買えないので、自然素材で建てたこの家の空気の良さは、安心して暮らせます」
との事でした。